こんにちは。もりぞーです。
先日座禅に人生で初めて行って来たのですが、足が痛くて辛いのではなく、筋肉がなくて姿勢をキープする方が辛い体験をしてきました。
幸い歩いていける範囲に座禅を無料でできるお寺があったので、また何度か通って慣れるようになると、座禅の面白さもわかるのかなと思いました。
というわけで今週のコンテンツ会議は7本です。
今週のコンテンツ会議
【1】全体性を信じて世界をつくる。発酵が生み出すローカルの可能性〈後編〉
http://www.mishimaga.com/books/10nengo/000111.html
ヒラクさんの文体は語りかけるようで理解の主観にぴったりとよりそっているから読みやすいなと思いながら、みそづくりをしたことを思い出す。
発酵の世界が今こんなにもたくさんの人を惹きつけているのは、微生物という「見えない自然」の理(ことわり)から生まれる世界観が、僕たちの見知った近代以降の世界観とはまるっきり異質でありかつ時代の閉塞感を打ち破る破壊力を持っているからだ。
発酵によってみそが変化していく様を体感すると、エネルギーがわいてくる。それはおもしろい!という以上のもの。
記事中の「自分の暮らしに切実なことを学ぶ手段は「読む」「見る」ことだけではない」という言葉にあるように、現場に赴き、手を動かすことは楽しい。それをヒラクさん哲学によってときほぐされていく心地よさまで感じられる記事。
【2】あなたは何タイプのライター?Webライターと仕事をするときに確認したいこと
https://note.mu/ciotan/n/n437e3d174a34
己の気持ちの浮き沈みを利用して書くタイプかそうでないか、という話。どちらか一方だけだということは多くはないだろうが、どちらかに寄っている傾向がある、ということはありそうだ。
僕はどちらかというと己の気持ちの浮き沈みを利用して書きがちなタイプなので、ある種ちゃんと書こうとするときは、一旦気を落ち着かせてから書くことが多いなんてことを思った。
【3】“ブス”という呪いの言葉と闘う“オンナバンド”「CHAI」の力 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット) https://dot.asahi.com/aera/2018051000046.html
CHAIは立ち向かっているというか、自分たちを歌いあげているようなバンドだから素敵だ。
「完璧じゃない私たちが、完璧じゃないことを『かわいい』って歌えば、響くんじゃないかなって思ったの」 https://t.co/TFhEpBWtOK— 森園 凌成 / もりぞー (@morizooo0825) May 12, 2018
【4】飲食業界の常識を覆す。『居酒屋ガツン』が提示する“コミュニティ作り”ニューウェーブ
https://ztokyo.net/articles/fammunity_gatsun/
お酒のみならず、今や食事すら持ち込み可というコンセプトの居酒屋。「まるで自宅」とお客さんも言うほどにアットホームな居酒屋で、リピーターも多いのだとか。
コミュニティを形成するコアメンバーに共通するのは好奇心旺盛で、前のめりに「この空間と時間を楽しみたい」という価値観を持っている人
そこでコミュニティが生まれているというのがこの居酒屋の特徴で、価値観をベースにつながっているのではと店主は言う。
『楽しもう』という気持ちを一切感じない方はお帰りいただくこともあります
そしてその中でも楽しもうという気持ちをベースにするとコミュニティはゆるやかにつながり、広がり、居心地のよさは保たれていく。特異に見える居酒屋から得られるヒントは多い。
【5】落合陽一が語る、「広告」から見たインターネットの”今”と”未来”
https://news.mynavi.jp/article/20180511-627829/3
片側が片側を吸収するのではなく、<部分と全体のフィードバックループ>とコミュニケーション速度の上昇によって、入力パラメータのことなった<いくつものオルタナティブ>が生成されるのだ
コミュニケーション速度の変換によって広告やメディアのコンテンツはさらに多様に変化していくだろうという指摘はまさにそうで、具体的には”人の興味は、「広く浅く」から「狭く深く」へ”という方向性に向かっていくのは自然な流れだろう。
【6】編集長・平野紗季子が解説。『POPEYE』の“味な付録”『二〇一八年の東京 味な店』はこうして生まれた | SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS) https://www.shibuyabooks.co.jp/post/1259/
愛着のあるコンテンツが生まれる背景について非常に参考になる記事。先ほどの「狭く深く」なコンテンツの話とも通じるところ。
「味な店」を「再現性の低い物語のある店」と定義しているんです
「味な店」とは「再現性の低い物語のある店」だというフードエッセイストの平野紗季子さん。このように徹底的に個人の「面白い」に向き合っていくところに、これまでなかったような視点が生まれる。
【7】日本型キュレーションに欠けていたものーー北米製品レビューメディア「BestReviews」から考える、読者が本当に求めている情報とは – THE BRIDGE(ザ・ブリッジ)
数値だけを追い求める癖がついてしまうビジネス思考が先行していしまい、メディアリテラシーの思考を停止させてしまうのが、日本型キュレーションメディアの行き着いた先でした
とあるように「情報そのものが知りたい」というよりは「個人の意見や判断を知りたい」というニーズは高まっており、北米製品レビューメディア「BestReviews」もその本質と向き合い運営しているメディアの一つだ。
読者が求めているのは押し売りではなく、「誰がなぜ選んだか」という吟味された意見です。大手北米メディアはこの吟味された情報に注目しているのです。