「ぼくらの理想の就活」とは?

就活

昨日はウェブメディア「灯台もと暮らし」さんの、「ぼくらの理想の就活」とは?をテーマにしたイベントで話す機会がありました(【ぼくらの就活】これから、どんな就活が理想だろう?)。

会場にきていた方は就活生だけでなく社会人の方もいて、イベント後とかに話をしていると、「王道」とされている就活に疑問をもっていたり、自分の進路選択やこれからの働き方についてどうしようかと考えていたりする方がいて、なんというか、ずいぶんと近い目線の方が多かったんです。

「理想の生き方」なんて話をしだしたら、そんなのは僕自身で考えますよ、と、どうしても思ってしまうように、理想の就活は言ってしまえば、人それぞれです。でもやっぱり就活をしているときは、不安に思うこともあるし、どうしたらうまくいくのだろうか、と悩むこともあります。なので、「いい就活って?」「どこがいい企業?」となるのは、わからなくもありません。

ただ、働く前に働くことを考えるのは、なかなか無理があります。当日話ながらいろいろと思い出したのは、そんなことで。たとえば、野球のバットを握ったこともない人が「自分がどうやったら4番バッターとしてチームで活躍できるんだろうか」と考えることは、どうにも難しそうなことではないでしょうか。

だから、僕は自分が好きだなあと思える人や、素敵だなあと思うことをしている会社で、大学3年生のときに働きはじめました。そうすると、それまで外からしか見えていなかったものが、中から見えてくるようになり、そのことがずいぶんとうれしかったことを覚えています。

だって、今までファンとして見ていた人や組織の中に入って、気づけば自分も同じとは言わずとも、近しい景色を見ていたのですから。料理だって自分で手間暇かけてつくるとやっぱりおいしいですし、音楽だって自分で演奏してみるとライブの楽しみ方や聞き方だって変わってくるものです。そんな風に働きながら、理想の生き方みたいなものを少しずつ考えはじめていった、というのが自分の就活のスタートでした。

当日話されていた、同じ登壇者のおさないさん、たっけさん、モデレーターのあかしゆかさんも、最初から理想があって就活をしていった、なんて話はそういえばありませんでした。「私はこうした」「僕はこうした」ーーその結果として「じゃあこうしたらいいんじゃない?」と話していたような気がします。

そう、就活に理想はないんです。生き方に理想はないように。

だからグラデーションがもっと広がっていくと、そしてその選択肢の中から納得のいく選択ができると、それがそのままその人にとっての理想になっていくんじゃないかなと、イベントを経て思いました。

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以前に書いたイベントレポートでも、働くことについて触れています。

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image:Unsplash