プレイリストをつくるときの話

プレイリストをつくるのが好きになるのはずいぶんと早かった。小さいときは MDやCD-ROMを買っては、いろいろな曲の曲順を考え、プレイリストづくりに夢中になっていました。

最初は曲順なんて気にせずに、好きな曲をばかすかと入れて、曲も入れられるだけ入れる、みたいなプレイリストの作り方をしていました (ちなみにCDは80分弱おさめられるので、25曲とか入れたこともよくありました)。

「あれ、ちがうな」と思いはじめたのはたしかプレイリストづくりをはじめて一年くらいたったころでしょうか(おそらくそのとき小学5年生)。 ミュージシャンのアルバムを聴いてると、25曲ぶちこんだものってそうそうありませんし、アルバムの1曲目はわりと落ちついていて、2,3曲目にキャッチーなのをわりともってくるのね、などなど、曲順にはそのアーティストごとの意図があるのだな、なんてことを当時思ったような。

それからというもの、自分のつくるプレイリストにも、ちょっとした意図を持つようになりました。「なぜこの曲の前じゃなくて後にもってくるといいのか」「すっきりしていてまたリピートして聴きたいと思うくらいに9曲でおさめよう」など、ただ好きな曲をまとめるのではなく、曲順、曲数のバランスをみながらつくるようになりました。それで頭から最後まで聴いて、心地よさの仮説を検証してみる。これにすっかり夢中になり、今でも定期的につくっています。

ceroのアルバムなんかは特にその構成やらが絶妙でして、アルバム単位で聴きたくなるバンドのひとつ。ドライブしながら聴きたいバンド第一位です。

一瞬で効くものよりも、じっくり心地いいものを。プレイリストをつくるときはわりとそんなことを考えているかもしれません。曲のつぎはぎをくりかえしているうちに適材適所みたいなものがパッと見えてくる。つくってはまたこわしてみる。やり直し。終わりにあったものを頭の曲と合わせて、ここは落ちついた曲を入れて強弱をつけよう……そんな風にして、プレイリストはできていきます。

また最近は、「染みるように踊れる」ジャンルが好きです。D.A.N.はもう、しみじみといい。「染みるように踊る」ってずいぶんとその日本的な、きっちりリズムに合わせるんじゃなくて内側からひたる、みたいなニュアンスを表していて、的を得ている表現だなぁと思います。

>>>サカナクション山口がD.A.N.を取材「正直、D.A.N.は羨ましい」

思えばもののつぎはぎをするのが好きなのは、音楽に限った話ではないなぁ。記事の編集をするときも、同じように夢中になってやっている気がする。むちゃくちゃ大変だけど。あと油絵とかもたぶん近しい理由で好き。

そんなことを考えていたら、また久しぶりにプレイリストをつくりたくなってきました。秋にぴったりなものを作れたらいいなぁ。

ではでは今日はそんなところで。

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