はじめてジムらしいジムにいったときの話。

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そういえばこの間、はじめてジムにいってきた。正確に言うと、ジムらしいジム。今住んでいる家の近所にある、公的な感じの1回400円くらいでOKなジムには何度かいったことがあるのだけど、いわゆるジムらしいジムではないし、説明書きのどこにも「ジム」の文字はなかった。「ジム」と名乗るにはなにかしらの条件でもあるのだろうか。不思議なことに「ジムらしいジム」とそうでないジムの間には、きれいな境界線が引けそうな気がする。

はじめていったジムはとんでもなく快適だった。クーラーをがんがんにつけながらふとんにくるまるのが気持ちいいのと同様の快適さがあった。こんな暑い8月の日中に、クーラーも効いていれば、水もすぐ飲めれば、お風呂もサウナもプールもある。そんな中「身体を動かす」のはむしろ気持ちがいいくらいで、仲良くなったスタッフに誘われるがままにボクササイズもやったりした。

それにしても、ジムにくる誰もが、当たり前のように運動することを楽しんでいる光景はずいぶんと新鮮だ。ジムにふだんから行っている人からするとなかなかに当たり前なんだろうけど、これまで運動が苦手で、そのくせ何年も運動部に入って苦行を重ね続けてきた自分にとって、運動することは苦痛でしかなかった。「勝つためにがんばろう」と、無理やり身体を動かしていた学生時代を思い出す。「鍛えることを目的に鍛える」って、とんでもなく難しいことのように思えていたけど、実際にやっている人を見て、そんな楽しみも意外に近いように感じた。

それにしても汗をだらだらと流して鍛えたあとのサウナは、いつものただ銭湯にいったときのそれと比べて段違いの気持ちよさだった。そんなジムでも1回700円。700円でこんな幸せが半日にもわたって味わえるなんて、思ってもなかった。そりゃ全国のみなさんがいっているわけですね……