春や秋が好きになる理由は「季節のエラー」があるから

夏のような、それでいてときに寒くなるような季節が続く。そんな不安定な季節ほど、意外と好きだという人が多い気がするから不思議だ。

じゃあなんで春とか、秋とか、不安定な季節が好きになるんだろうということを季節のたびに思う。

最近よく「不安定さ」をテーマにしたものに出会うことが多い。共通しているテーマは「不安定さこそ人間性」みたいなところにあるような気がしている。

「愛せるのは、その相手が自律性をもっているから」という池上高志さんの言葉がそれをよくよく物語っている。自律性のあるものは不安定で、だからこそ僕らはその対象を途端に好きになってしまうのだ。

だからきっと「いいエラー」を生み出していくことが、楽しいことを生み出していくんじゃないかな。暑かったり朝は暖房をつけてしまうほど涼しさを感じたりーーそんな「季節のエラー」のことに、きっとまた思い巡らす季節がまたやってくるのだという気がしています。