「おとぎのこと」、というブログをはじめました。
「おとぎ」って、あれです、「おとぎ話」「御伽草子」とかの、おとぎです。
おとぎとは
「おとぎ」と調べると、こんな風に出てきます。
【御伽】(*「コトバンク」より)
- 夜のつれづれを慰めるために話し相手となること。また、その人。「若君のお伽をする」
- 寝所に侍ること。また、その人。侍妾。
- 「御伽話」の略。「お伽の国」
- 「御伽小姓(こしょう)」の略。
「おとぎ話」のおとぎの他には、「夜のひまつぶし」的な意味合いがあるんですね。
なぜ「おとぎのこと」というタイトルになったのか?
まず、なんとなく「物語」という言葉が浮かびました。
そもそも、「新たにブログを」と思ったのは、「これまでのブログをリニューアルして、個人の雑記的なものをひとまとめにしたい」というのと、「5年、10年とたったときに、その時の景色をパッと思い出せるようにしたい」という、いたって個人的な理由。
*リニューアルについては下記の記事でもふれています。
じゃあ、遠い先まで見た時に、どんなことを自分は書きたいかーーそう思った時に「物語」という言葉が出てきたんです。
思えば、昔から小説やマンガなどの物語が好きで。趣味で物語的なものを書くのも好きだったりもしました。
そして今。いろいろなものを見回してみると、意外にも多くのものが「物語的」だなあと思うのです。
宗教、企業理念、歴史……僕らが「価値あるもの」としているものには、何かしらの物語が存在しています。あらゆる物語が数多ある中、僕らは「どんな物語を選ぶべきか」という問いが突きつけられているような気も。(気づいたら考える間もなく、その物語にのめりこんでいる、なんてこともあるのだけれど。)
そう、ただ雑記的なだけでなく、そのような物語的な視点を、ふだん自分の目から見える世界に、欠かさず持っていたいのです。
……というよりか、正確には、ただの日記が”物語的”になってしまうのです。平安時代であれば「男子なのに漢語で日記が書けない貴族」みたいな感じかしら。昨年「100本書こう」と毎日noteで書いていた日記を見返しながら、そんなことを思いました。
決め手は「夜のひまつぶし」
「おとぎのこと」というタイトルの決定打は、「おとぎ」の意味のひとつである「夜のひまつぶし」です。ついついしちゃう雑談というか。「そうそう!これこれ!」って一人で小躍りしてました。
言い換えれば、なんですかね、”特になにか役にたつわけじゃないけど、お茶でも飲んでゆっくりしながらみたいタモリ倶楽部”的なものです。
(そういえばRADWIMPSにも「おとぎ」っていう曲がありましたね)
You were there for me,and I was there for you What else will you expect for love? You’ve already knew,there’s nothing so new in what we’ve gave from birthday
あなたは私のためにそこにいて、私はあなたのためにそこにいました。あなたは愛のために、ほかに何を期待しますか?あなたはすでに知っていました、私たちが誕生したということから与えられたものほど、新しいことはないということを。
というわけで
今後の運営方針はあったりなかったりするので、ときにコンテンツもりもりな記事を書いたりするかもしれません。「心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくる」枕草子的に、時代のときどきに沿って、つれづれなるままに書きつけていこうーーそんな気分です。ではでは。