「初期設定」の大切さー「違うこと」をしないこと (吉本ばなな)

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banana

Amazonの関連にあってたまたま手に取ってみた本ですが、これが面白い。

普段生活をしていると、なんとなく「違うなあ」ということは、ある。

「この飲み会に誘われているけど、なんだか行きたくない」

「したくないような仕事をしてしまっている」

などなど、僕に限らず、確かとは言えないけれど、なんとなく感じるであろう、自分との違和感。

──自分を納得させようとする時って、たいてい、本来の自分を見失っている。ごまかし続けていると、どんどん苦しくなるし、何かが立ち行かなくなったりする。本来の自分とズレてるから、それがちゃんと現実に反映される

そのズレている感覚について、「理屈じゃなくて体感」と語る吉本ばななさん。

ズレていることをし続けると、どんどんと自分からズレていってしまう。でも、体感ほど当てにならない感じがあったりするので、困ったものだ。

「初期設定を最初にすることが大切」

もう一つ、「初期設定を最初にすることが大切」という話が面白かった。

吉本ばななさんとの対談の中で白井さんはこう語る。

ぼくから見ると、初期設定があいまいな人が多いんだと思います。自分がこう在りたいというのが明快じゃないので常識に縛られてしまって、お金を稼ぐなら「我慢しなきゃいけない」「がんばらなきゃいけない」「遊んでちゃいけない」とかって設定が、最初から勝手に親や世間や義務教育などから刷り込まれてしまっていたりする。 ──(中略)── 自分の設定さえハッキリ入力して宇宙のコンピュータを起動できれば、現実は自分のビジョン通りに、何もしなくても、必要なことが起きて動き出します。

自分の「こうありたい」イメージを最初に「設定」として持つことで、周りや現実は自然とついてくる──これもまた体感的なことなのだけど、初期設定をすることで、自分の初期設定とのズレに気がつくことができる。

本書は対談、ばななさんのコラムなどから構成されている。

その中でも白井さんとの対談はずいぶん刺激的な内容で、場の空気まで伝わってくるような臨場感がたまらなくよかった。

宇宙に関する話、愛に関する話など、読み応えがとんでもなくあったので、その箇所だけでもまた折にふれて読み返してみたいと思う。