タイ旅行の記録-プーケット・ピピ島・バンコク

タイ旅行の記録-プーケット・ピピ島・バンコク

Created
October 16, 2019
Tag
Essay

「タイ」という国が好きで、世界で一番の頻度で訪れている。

一番の頻度、といってもせいぜい3回くらい。とはいえ、過ごした期間も海外では一番長く、人生の計4ヶ月はタイで過ごしていることになる。

最初に訪れたのが、4年前。首都のバンコク、南のプーケット、ハジャイ、東北のコーンケン、北のチェンマイ、チェンライ……とあらゆる場所を回った。

2回目に訪れたのは、2年前のこと。そのときは2週間だけ、最初に訪れたときにお世話になった南の山奥の村に行った。

そして、3回目となる今回。

今回は、6日間で「バンコク→プーケット→ピピ島→バンコク」と巡る旅になった。

備忘録がてら、写真とともに具体的な行き方やいってよかった場所などを紹介していこうとおもう。

バンコクからプーケットへ

まず日本からバンコクへと向かい、その翌朝のバンコク発の便でプーケットへと行こうとしたところで、早速大きなミスに気がついた。空港につき、フライトを確認したところ、自分たちが乗るはずのフライトがない。「どこにあるんだろう?」と思い、空港職員の一団に尋ねたところ、「あーあ」みたいなリアクションを取られた。そして、「空港を間違えてるよ」と。

そう、バンコクには空港が2つあるのだ。

・・・。

「ドンムアン空港」と「スワンナプーム空港」。以前から知ってはいたものの、今回に限って確認不足で勝手に「ドンムアン空港からだろう」と勘違いをしていた。急いでタクシーに飛び乗り向かうものの、結局ちょうどついたタイミングで、目的の飛行機は飛んで行ってしまった。

そんな……

やむなくスワンナプーム空港でプーケット行きの空港を買い直すことに。不幸中の幸いとして、当日のフライトはすぐに見つかった。予定より4時間遅れでプーケットに着く便で向かう。

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(飛行機の窓から見るプーケット周辺)

プーケット・パトンビーチにて

プーケットは調べたところによると、タイで一番大きな島らしい。そして、「空港に着いたらすぐビーチ!」というわけにはいかず、空港から車で1時間ほどかかる。昔初めていったときはすぐにビーチが広がっているとおもっていったので、拍子抜けしてしまったのをおもい出した。

今回向かったのは「パトン」と呼ばれるエリア。

パトンエリアにある「パトンビーチ」は、プーケットの中でも人気のビーチらしい。ハイシーズンを避けていったため、そこまで人はおらず、時間がただただゆっくりと流れている。

しかし夜になると一気に賑やかになるのがパトン。

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バングラ通り」という歓楽通りには多くの人が集まってくる。その周辺にある現地のナイトマーケットや、ショッピングモールに行く人も多い。

で、このパトンの街で食べて格別においしかったのが「Song Pee Nong」というお店。

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いわゆるシーフードレストランみたいなところで、屋台というには大きく、レストランというほどにはかしこまっていない。食堂みたいな雰囲気があふれるお店。

となりのテーブルを見渡すと、誰もが気持ちよく魚介に食らいついている。頼んでいる量も尋常じゃなく、大皿が各テーブル、ところ狭しと並べられている。その光景だけですでに幸せ。注文をすると、全てが大皿で来ることに気がつく。中でもシーフードチャーハンの破壊力がすごかった。

プーケットからピピ島へ

プーケットで1日過ごした後は、ピピ島へ行くことに。

まず、プーケットのパトンからピピ島に行くには、フェリーのある港(「ラサダ港」といいます)まで行く必要がある。時間にして車で30分〜1時間ほど。ホテルからタクシーで向かったのが早朝で道路も空いている時間だったため、1時間もかからずに着いた。

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※行き方について参考にした記事

港からピピ島へは約2時間ほど。フェリーには、だいたい100人前後は乗っていただろうか。がんがん効いてて寒いクーラーから逃げるようにデッキへ出て、海をただただ眺めながら過ごしていた。

ピピ島にて。12人がけのせまいボートで島を周遊

ピピ島に到着。

海水の透き通り具合は、プーケット以上。

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港にはずらっと、写真のように色とりどりのボートが並んでいる。

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ピピ島はずいぶん小さい島で、1時間もあれば島の主要な場所はたいていすべて歩いて回れてしまうほど(もちろん奥まったところへ行くとなると話は別だが、住民じゃない限りは決していく機会はないだろう)。

左側が先ほどの港で、反対側のビーチは5分も歩けば着くほどの近さにある。当然車は走っておらず、せいぜいものを運ぶ台車を時々見かけるくらい。

ピピ島といえばシュノーケリングなどが有名だろうか。島には至るところに現地ツアーの代理店がある。適当に見つけて、値段とプランを確認して……と案外気軽に申し込むことができる。いくつか見て回ったところ、相場は半日で400バーツ(2019年10月時点。日本円で1400円ほど)。特に予約も不要なので、島に着いてから探せば大丈夫。

※この記事で紹介されていたとこに行った

ピピ島のダイビングやオプショナルツアーは現地予約が格安でおすすめ!

ピピお ピピすけ 僕はタイのピピ島に行くにあたってオプショナルツアーを探していた際、 「日本のツアー代理店で頼むか、それとも現地でツアーを頼むか」をめちゃくちゃ悩みました。 初めての海外旅行ということもあり、とにかく不安だったのですが、 結論からいうとピピ島(現地)でオプショナルツアーに頼んだ方が超格安でお得です! そこで今回は、 僕が参加したオプショナルツアーの 内容(アイランドホッピング) 金額 実際に使用したピピ島ツアー会社のアクセス を ご紹介します! ネットで「ピピ島 ツアー」と検索すると、 上位の方に何社かピピ島のツアーを販売している会社があります。 どのツアー会社も、値段はだいたい2000バーツ〜3000バーツくらい。日本円にすると約7,000円〜10,000円くらいと、まずまずの高額です。 日本のツアー会社の方が高くなる理由としては、 ガイド・通訳・日本語話せるスタッフがいるかの有無 手数料 細かなプランが選択可能 なところでしょうか。 しかし!ピピ島での現地予約でオプショナルツアーを頼んだ場合、その料金は まさき 日本円で約1,800円〜2,500円と、日本で予約するより1/3〜1/4くらいまで料金を下げることができます! 結局のところ、ツアー内容に含まれているプログラムは日本のツアー会社で頼もうが現地で予約使用が、ほぼ同じ。行く先も同じ。 僕は一緒に行った彼女がある程度英語が聞き取れるので助かりましたが、 よほど現地予約が心配な人でない限り、日本でツアーを頼む必要性はさほどないのかなと思います。 ちなみに、僕が実際に利用した現地のオプショナルツアーの会社はコチラ。 場所は「PP Charlie Beach Resort」(ピーピー・チャーリー・ビーチ・リゾート)の近くです。 グーグルマップですと昔の情報になっているようなので、多少のマップのズレは生じます。 僕が予約したのは ピピ・レイ島 バンブー島 モンキービーチ バイキングケーブ など、 ピピ諸島を1日で巡るアイランドホッピング! 画像にも書いてあるように、アイランドホッピングツアーには シュノーケリング道具 ライフジャケット ランチ フルーツ お水 が付いています。 日本と違い、ピピ島のツアーはユルイです。道具は使い回しが多く、中には壊れているものもあったので、念の為頭に入れておきましょう。 また、ランチなども軽い食事程度です。そこも考慮した上でご参考にしてください。 また、 アイランドホッピングには1日を使ってピピ諸島を巡る1デイツアーと、「朝〜昼まで」「昼〜サンセットまで」で楽しめる半日ツアーがありました。 料金は 1デイツアー→ひとり約500バーツ 半日ツアー→ひとり約300バーツ くらいでした。 アイランドホッピングのオプショナルツアーを現地で予約した後の流れは、こんな感じ。 次の日の朝、決められた時間に予約したツアー会社に行く ガイドが来て、湾へ連れてってくれる スピードボートに乗る とても簡単なのでご安心を! ちなみに他のツアー会社も現地で探しましたが、どの店も料金は多少違うものの、ほぼ同じくらいでした。 そしてピピ島のツアー会社は横の繋がりがあるのか、当日は違うツアー会社の店員さんが来て、湾へ連れてってくれました。 僕はあまり英語が話せるわけではなく、今回は彼女と一緒だったのでなんとかなりましたが、 自動翻訳機「ポケトーク」やGoogle翻訳があれば、最悪ひとりでも現地予約は可能だと思いました。 日本のツアー会社でオプショナルツアーを頼むのも良いですが、 ・料金が高い ・メールでのやりとりが面倒 ということだけ念頭に置くべきかなと。 よほどのことがない限り、ピピ島現地での予約をおすすめします!

ピピ島のダイビングやオプショナルツアーは現地予約が格安でおすすめ!

約束された時間に代理店の店に行き、ボートのところまで連れて行ってもらい、他の観光客のみなさんと一緒にボートに乗る。自分のときはだいたい12人くらいだった。ボートは広くもないので、みんなでぎゅっと詰めて乗り合わせる形になる。

その後、ボートでいろいろなシュノーケリングポイント周る。みんな海に飛び込み、しばらく楽しんだらボートに呼び戻され、次なる目的地へ……をくり返す。実は4年前に来た時は周遊するシュノーケリングは一切せずに、ただ眺めていただけだった。

そもそも海が怖い。高所恐怖症の人が「もしこのまま落ちたら……」と恐れるように、透き通った海水を見ると「もしこのまま沈んだら……」と考えてしまう。

それでも今回も眺めているのはさすがに飽きそうなので、初めてちゃんと海に入って水中を覗きながら泳いだ。最初に海に入るとき、恐れるあまり小指がはしごに引っかかり軽く捻挫した。

半日もいっしょに小さなボートで過ごしていると、他の参加者のみなさんとコミュニケーションをとる機会も多い。「じゃあ私がとるね!」とお互いに写真撮影を撮り合う流れもスムーズになってきたりする。

シュノーケリングをひたすらした後、最後は夕日をみんなでゆっくり見ながらツアーは終了。さすがに少しはシュノーケリングに慣れた。

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※なぜか最後にボートを操縦していたお兄さんが「ナイトシュノーケリング!」と言って追加で1時間夜の海に放り出される、みたいな流れになりかけたのですが、参加者同士のあうんの呼吸で「No!もうお腹が空いたよ!」と伝えて無事に島に戻ることができたときはほっとしました……

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火をひたすらぶん回す人。夜になると、ピピ島のビーチでは火を使ったパフォーマンスがさかんに行われる

プーケットタウン。カラフルな色合いの建物がずらりと並ぶ

今回はピピ島に1泊し、翌朝のフェリーでプーケットに戻ることに。朝9時発のフェリーに乗って11時頃にプーケットの港に到着。夕方発の飛行機まで時間があったので、少しプーケットタウンを観光することにした。

港に着いて「プーケットタウンまで」と言ってタクシーに乗れば10分ほどで着く。値段は200バーツほど。

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色合いがいい

プーケットタウンの建物がカラフルなのは、ヨーロッパ建築の影響ではなく、どうやらマレーシアのペナン島の影響を受けているかららしい。

また、近くには「Limelight Avenue Phuket」というショッピングモールがあるので、そこのフードコートでランチするのもおすすめ。タイのフードコートはどこも屋台くらいの値段でバリエーションもあっておいしい。

ちなみにタイのフードコートはお店ごとに払うのではなく、プリペイドカードを窓口っぽいところで買ってから注文しに行く必要がある。久しぶりすぎて忘れていた。

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一番人気そうだった店でチャーハンを頼んだ。これで150円ほどだから驚き。

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「Limelight Avenue Phuket」からプーケット空港まで向かうバスの発着所である「Bus Terminal 1」までも近い距離にある。なので「プーケットタウン→Limelight Avenue Phuket→Bus Terminal 1」と行く流れを今回やってみて、とてもいいなとおもった。

「AIRPORT BUS」と書かれたバスがあるのでこれに乗る

※詳しいことはこの記事に書いてあったので参考にした

バンコクで行ってよかった場所

いよいよ最後はバンコク。

「ずいぶん都会なんだね」とバンコクに初めてきた人の多くが驚くように、近年洗練された街になってきている。電車もショッピングモールもおしゃれなレストランも、とにかく充実している。今回行ってみてよかったなとおもったのは以下の通り。

バンコク・アソーク駅直結のショッピングモール。各階に国名がつけられていて、国ごとのコンセプトのデザインになっている。

Nana駅近くにある「Chuvit Garden」という公園で夜に開催されているマーケット。ごはん、お酒、服、雑貨など、おしゃれな出店が立ち並び、テーブルやイスも充実している。

日本人が経営している隠れ家的バー。本当に隠れていて、見つけるまでに30分くらいかかった。見つける楽しみがあるのはもちろん、カウンターで注文できるカクテルもずいぶん凝っていて、全然嗜んだことのない自分でもとても楽しめた。

いわゆるルーフトップバーで、これもNana駅近くにある。ドレスコードのある品のいい感じのバーだが、当日ふらっといって、サンダルはいてたら革靴も貸し出してくれるので、ずいぶん気軽にいける。バンコク中の夜景が見渡せる。

同じ場所でも、行くたびに違った楽しみ方がある

さて、今回の3回目のタイで行った場所をそれぞれ簡単に紹介してみた。

振り返る中でおもったのは、同じ場所でも、行くたびに違った楽しみ方があるということ。今回はどこも以前に一度は訪れたことのあるエリアだったが、「こんな場所があるんだ」「昔とはこんなところが変わったなあ」などと、いろいろな気づきがあった。

これは東京に住んでいても同じことかもしれない。かれこれ4年近く東京に住んでいるが、どの街にもそれぞれいろいろな楽しみ方があって、ちっとも飽きることはない。

「そんなに旅好きだったら、東京から出たいなとおもうんじゃない?」と言われることも多いが、意外とそうはおもわない。もちろんいろんな国や場所に行くのは好きで、実際に「新しい場所へいこう」と旅行先を調べることだって好きだ。だけれども都内という同じ場所に住んでいても、ずいぶん楽しみ方の幅はいっぱいあるなとおもう。

たとえ長いこと同じ街に住んでいたとしても、「バンコクで過ごす2日間をどうしよう?」と考えるように、「ここ(たとえば東京)で過ごす2日間をどうしよう?」と考えることはきっと楽しいはず。