ラングアイミースクールという、タイの山奥にある学校に2年ぶりに行って来ました。
(今回再訪したラングアイミースクール)
ラングアイミースクールは、NICEの中長期ボランティア期間中に訪れていました。当時は2か月間、近くにホームステイをしながら、農作業等のワークと並行して、この学校に英語を教えるボランティアをしに来ていました。
幼稚園生から小学生までが通う学校で、和気あいあいとした、村の暖かいコミュニティとともにあるような学校です。
生徒全体では約90人。幼稚園から小学生まで、合わせて6クラスあります。山奥の学校とはいえ、先生も各クラス担任がついていて、授業も毎日しっかりと行われている印象でした。
学校の校内にも様々な場所があり、
野菜の栽培をしていたり、、、
にわとりの飼育もしていたりします。(ちなみに卵は給食でおいしくいただきます)
2年前の話。なぜ新しい校舎が建てられることになったのか
ラングアイミースクールの創設はおよそ5年前の2012年ごろ。場所はタイの南部、ナコーンシータマラート県のカンマイボン(Kuan Mai Bon)村というところにあります。
(写真の中央下部、赤線で囲われているところが、ナコーンシータマラート県です。)
学校の創立当時、今現在ラングアイミースクールのあるエリアには全く学校がなく、「学校に通うことが難しい」という子どもが多かったと言います。
2年前に訪れた当時は、学校ができてから3年ほどたったタイミング。その頃の学校は、現在の学校とは違う場所にありました。
こちらが2年前の学校。当時は現在と比べて生徒の数も少なく、校舎の規模も小さいものでした。
しかし、現在はこちらの校舎ではなく、先ほどの紫色の新しい校舎のある学校に場所を移しています。
では、なぜ学校の場所を移すことになったのかというと、、、
さっきの学校の床全体が水につかり、、、
あああ、、、
ついには人の腰の高さまで。助けを求める声まで聞こえてきそうです。
このように、ひどい洪水の被害が相次いだため、校舎新しい場所へと代えることとなりました。新しい校舎の場所はすぐ近くの、以前よりも小高いところに。1年ほどかけて教師と住民の力で新しい校舎が完成しました。
(給食のようす。学校の校舎の設計はなんと教師のひとりが手掛けたんだとか。)
そして、現在。授業の様子を一部紹介。
そんなこんなであるのが現在のラングアイミースクール。
今は生徒の数も増え、より活気のある学校となっています。以前は足りていなかった先生の数も増え、授業の質も上がっていました。
2年前は先生も足りていなかったので代わりに必死に英語の先生をしていたのですが、今やもう僕の出る幕はないみたい、、、
こちらは動画を使って理科教科の内容を教えているときの様子。
結構このようにYoutube等の動画を教材として用いて教えている学校は他の学校でも実際によく見ました。途中で再生を止めて、「これは何かわかる?」「このときどうしてペットボトルはつぶれたの?」などと教師が尋ねて生徒の興味をひきながら使っているケースが多いです。
(時々簡単な英語を教えていました)
さいごに
その他にもラングアイミースクールでは、地域の方々や生徒の両親にも久しぶりに会ってあいさつをすることができました。
生徒も2年間の間にすくすくと成長していて驚き。とても愛着のある学校なので、また訪れてみたいなと思いました。
そしてまた、山奥にある学校が今後どうなっていくのかも楽しみです。
(学校ホールでの集合写真)