「FOODIT TOKYO 2017」で語られた飲食店の究極の形とは

「FOODIT TOKYO 2017」で語られた飲食店の究極の形とは

Created
September 21, 2017
Tag
Essay

本日開催された「FOODIT TOKYO 2017」、”外食産業の「生産性革命」は明るい未来につながるか”に参加してきました。

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有名どころでいうと、堀江貴文さんや家入一真さんらがスピーカーとして登壇されていたこのイベント。周りを見回すと、飲食店の方で参加されている人が半分くらい。全体としても、多くの方が参加されていたイベントでした。

【「FOODIT」とは?】飲食業界のリーダーたちとともに外食の未来を考えるカンファレンス「FOODIT」。2017年は、業界の今後のカギを握る「生産性」をテーマに、外食産業に起こりつつあるイノベーションと、その未来について、深く幅広い議論を展開してまいります。

飲食業界にまつわる、さまざまな話が聞けた一日でした。

ポイントカードだけども、最後までスタンプためられた試しがない……

飲食店の究極のカタチとは?

堀江貴文さんの話で特に面白かったのが、「飲食店の究極の形ってなんだと思いますか?」という問いに続くこんな答え。

どんな田舎町にも、スナックはある。僕は地方を訪れるたびにスナックへ行くほど。

なぜカフェすら無いようなところにでもスナックはあるのかというと、それはスナックが飲食店として本質的な価値だけ残したビジネスだから。そこにはスナックのママが生んでいる良質で、信頼性の高いコミュニケーション空間がある。

スナックのママは単に「かわいいから」というよりむしろ、「人間として好き」という理由で好かれている。お客さんは、ママという人にいやされに行っているのだ。

ここでのポイントは、飲食店の本質は、料理を食べるということではなく、コミュニケーションにある、ということ。スナックの料理は近所の中華料理屋などに頼んで作ってもらっている、ということも多く、そのほかにも多くのことをアウトソーシングしている事例も多い。

とまあそんな話がありました。一部の紹介なので、これだけだとわかりずらいことも多いだろうけど。

「スナック」についての話は家入一真さんがその後のトークで触れていたこともしかり。”変化の激しい時代に、これからの生き方を考えるブログ”「隠居系男子」を書かれている鳥井弘文さんも、以前「スナック」のよさについて書かれていました。

“緩衝材的な時間と空間”とは、言い得て妙ですね…的確すぎる…

堀江さんの話に戻りますがその後の、

「お客さんは味じゃない。情報を食べているんだ」

ということから始まる話も面白かったなあ。一蘭によく行かれる方はよくわかるかと。

おわりに

飲食は僕らの生活の中では欠かせないもの。それはさまざまな形に変容していっても、「スナック」的な要素として残っていくものがあることと思います。

そんなわけで今回はさっくりと、イベントの話でした。