2022年読んでよかった本
⑦『The Art of Marketing マーケティングの技法』(音部大輔)
⑥『大聖堂』(レイモンド カーヴァー)
⑤『素晴らしい映画を書くためにあなたに必要なワークブック シド・フィールドの脚本術』(シド・フィールド)
④『創造的脱力~かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論~』(若新 雄純)
③『安売り王一代 私の「ドン・キホーテ」人生』 (文春新書)
②『ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと』(小山田育, 渡邊デルーカ瞳)
①『THE CATALYST 一瞬で人の心が変わる伝え方の技術』(ジョーナ・バーガー)
2022年読んでよかったマンガ
⑦『ひらやすみ』(真造圭伍)
⑥『あかね噺』(末永裕樹, 馬上鷹将)
⑤『メダリスト』(つるまいかだ)
④『ブランク・スペース』(熊倉献)
③『インベスターZ』(三田紀房)
②『バカボンド』(井上雄彦)
①『スピリットサークル』(水上悟志)
人生で一番マンガを読んだ年になりました。本は仕事関連だと「パーセプション」「ブランディング」「マーケティング」「コミュニケーション」関連の本を多く読んだ年でした。本は特に『THE CATALYST 一瞬で人の心が変わる伝え方の技術』(ジョーナ・バーガー)が面白かった。「サイドブレーキ(=変化を妨げている隠された原因)を見つける方法」 についての本。「押してもだめなら引いてみな」ということわざがあるように、無理に人を変えようとするのではなく、変化を妨げる障害を取り除くことに時間をかけてみては、というコミュニケーションアプローチについて詳しく書かれている。人の「考え」を変えることの難しさをあらためて認識するだけでなく、どういうアプローチの可能性があるのかというヒントが得られる良書でした。
マンガは『スピリットサークル』(水上悟志)。あらすじは、中学2年生の桶屋風太が「平凡な中学生生活だったはずが額に大きな傷のある美少女の転入生・石神鉱子の出現によって一変する事に! 壮大な輪廻転生スペクタクル!」といった感じ。いわゆる「転生もの」はポジティブに描かれることが多いが、様々な時代に生きた自分の人生で生き死にを主人公が精神的に強く動揺しながら繰り返される様はすごくリアルだった。火の鳥ですらその世界を描くのに11巻要したことを考えると、もちろん多少展開が急がれたところはあったとしても、6巻でこの世界観が描ききられていることも驚き。また読み返したい。
ちなみに2022年12月31日現在『インベスターZ』は今1-5巻まで98%オフの11円のキャンペーン中で、6巻以降も割引になっており3千円程度で全巻そろえられるので、この機会にぜひ。