Created
October 1, 2022
Tag
Essay
家主というバンドが好きでインタビュー記事を調べて読んでいたら、印象的な一節があった。
─最後にギタリストとしての展望を教えてもらおう。
ギター・プレイは基本的に大喜利のようなものだと思ってやっているんですけど(笑)、そういう「その場凌ぎのクオリティ」を高めていきたいという気持ちがありますね。その時にたまたま出てきたフレーズが、結果的に一番良いのが理想だと思っていて、それが本当の自分の力っていうか。そういう偶然から生まれたものを大切にしながら、いいものを作れたらいいなと思います。
「その場凌ぎのクオリティ」を高めたい。一見、その場凌ぎはネガティブなように見えて、そうではないのかもしれない。実際のところ、日々生活や仕事をしていて、その多くがその場凌ぎという現実を考えると、その場凌ぎこそクオリティを高めたいものだ。
HR、PR、Marketingそれぞれの部署にほぼ本所属くらいに所属している日々ですが、コンテンツマーケや採用PRの領域で取り組みを進める上ではいろんな部署にいることのありがたさも多いよね、なんて話を今日しました。まず、いろんな現場にいるのでネタを吸い上げるみたいな必要がない。現場と日々コミュニケーションを取っているので、コンテンツの企画として誰に・何を・どう伝えるかの「誰に」の部分、適切な人が誰かの特定・打診・調整までが一気にできる。何より現場を理解するための時間みたいなものまでショートカットできることが多いので、取材のためのヒアリングなども短い時間で終えることができる(もはや日々のミーティングがそれ)。
とはいえ兼務によってどうしてもリソースがさききれないところが出てきてしまうなど、必要な調整ごとも一定発生するので、一概に良いとは言えないです(笑)。バランスに正解らしい正解はないので、日々バランスを取りながらその都度の最適解を出していけたらと思います。と、今日もまた「その場凌ぎ」の話。